空間の風水 オフィスの「気」の流れを整える

オフィスの「気」の流れを整える

社員一人ひとりの仕事の生産性を高めるためには、従業員教育も大切ですが、まずはオフィス環境の整備から始めましょう。気の流れが悪い職場では、社員がどれだけ一生懸命働いても、業績は一向に上がりません。それどころか、良い気を持っている社員まで悪い気の流れに引っ張られてしまうかもしれません。
 
社会人が一日の大半を過ごす場所である職場は、働き方だけでなく、社員の性格面や健康面にまで大きな影響を与えます。薄暗いホコリまみれのオフィスに毎日いると、思考がネガティブになるのは、容易に想像できると思います。
 
ただ、一言で「オフィス環境」といっても、業種や業界によっても変わってきますし、風水の環境学に当てはめてみていくと、もの凄く細かいお話になってしまいます。そこで、ここでは業界を問わず、最低限知っておいていただきたいポイントだけをお伝えしたいと思います。
 
これはオフィスにも住宅にも共通するのですが、空間の風水を考えるうえでの基本は、「風通しを良くして、良い気が巡るように整えること」です。運気は空気と同じように、風に乗って流れています。ですから、空気がフロア内全体にしっかりと循環するようなレイアウトを考えます。
 
具体的には、まず、運気の入口であるエントランスを美しく保ちます。きれいに清掃し、照明で明るく照らしたり、生きた気を持つ生花や観葉植物を飾って、良い気を招き入れます。そして、エントランスから入ってきた良い気がオフィス全体に行き渡るように、空気の流れをせき止めているものがあれば取り除きます。例えば、背の高いオフィス用のパーテーションでフロア内を仕切っているなら、パーテーションを撤去します。空間を仕切りたい場合は、背の低い観葉植物を置けば、生気も取り込め、社内のコミュニケーション活性化にもつながります。
 
オフィス内を循環した良い気は、悪い気を吸い取ってくれますので、毎日窓を開けて外に逃します。気はエントランスから入ってきて、窓から出ていくので、窓の前に高い棚を置いたりしている場合は棚を避けて、窓を開けられる状態にしてください。
 
オフィス全体に良い気が行き渡るように環境を整えることで、ギスギスしていた社内の空気が確実に明るく変わります。

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風水メンター IKURA

食品製造業の試食販売において、500万人以上の人たちの接客を経験。その後、不動産業、企業コンサルティング業で幅広くビジネスを展開する。
不動産業を続ける中で、人と不動産に関わる風水の気の流れに興味を持ち、本格的に風水の勉強を始める。風水の考え方が自身の過去のあらゆる経験に当てはまることに衝撃を受け、現在は企業経営の経験と風水学をベースに人間風水学「風水メンター」として活動している。

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