お花の色が「気」をくれる、お花の風水
お花の色が「気」をくれる
ファッションでもインテリアでも、色は私たちの気分に大きく作用します。中でも生花は「生きた気」を持っているので、色が持つパワーに加え、イキイキとした活力を私たちに与えてくれます。
風水では、この世のすべてのものは「陰」と「陽」に分けられますが、これはお花においても同じです。お花もそれぞれが持つ色によって「陰」と「陽」に分けられます。大まかには、赤やオレンジ色などの暖色系のお花は「陽」、青や水色などの寒色系のお花は「陰」の性質を持っています。
お花の色が持つ「気」
◆白い花
白いお花には空間の浄化作用があります。その場に流れている悪い気を浄化してくれるので、部屋に飾れば夫婦関係や家族関係を改善してくれます。基本的にはどの方位とも相性が良いのですが、「陰」の気を持つ北や鬼門である北東に飾るのが特におすすめです。また、他の色の花と組み合わせて飾ると、その場所の悪い気を浄化してくれる分、他の色が持つ気がさらに高まります。
(白い花の例:すずらん、ゆり、マーガレット、ガーベラなど)
◆黄色い花
黄色には金運アップの効果があります。そのため、金運を司る西の方位と好相性です。また、黄色は視覚的に元気を与えてくれる色でもあるので、暗い雰囲気の場所に飾ると、その場に明るさをプラスしてくれます。
(黄色い花の例:ひまわり、フリージア、たんぽぽ、菜の花など)
◆赤い花
赤色は「火」の気の象徴です。人の感性を刺激し、やる気や情熱を与えてくれる色なので、元気になれ、自分に自信が持てるようになります。大きな仕事や試験など、ここぞという場面で取り入れれば勝負運をアップしてくれます。相性の良い方位は、赤色と同じ「火」の気を持つ南と、太陽が昇る方角である東です。
(赤い花の例:バラ、ダリア、カーネーション、ポインセチア、ゼラニウムなど)
◆オレンジ色の花
オレンジ色は、鮮やかで明るい色ながら、赤色ほど強すぎず、黄色ほど眩しさがありません。ほどよく自己主張をしながらも周囲の邪魔をしないこの色は、調和や協調、親しみの「気」を持っています。そのため、取り入れることにより、人間関係を良好にしてくれる効果があります。ご縁をまとめる力も持っている色なので、「恋愛を結婚へと育てたい」というときにもおすすめです。
(オレンジ色の花の例:ガーベラ、マリーゴールド、ポピー、ルドベキアなど)
◆ピンク色
ピンク色は、女性の全体運をアップしてくれる色です。優しさや思いやり、若返りなどといったパワーを持っているので、ピンク色を取り入れることで、恋愛運・結婚運もアップします。ご縁をもたらし、相手との信頼関係をより深めてくれる効果があります。
(ピンク色の花の例:コスモス、バラ、スイトピー、ナデシコなど)
◆緑色の花
大自然の色である緑には、森林浴のような癒しの効果があり、気持ちを穏やかにしてくれます。周囲の人との調和や信頼関係を構築し、人間関係を良好にします。また、五行では「木」の気にあたる色で、水を吸い上げて樹木が育つような「成長」の性質を持っています。そのため同じく「成長」を司る東の方位と好相性です。小さなお子さんのいる家庭などでは、東に緑色の花を飾ることで、健やかに育ちやすい環境になります。
緑色のお花は種類が少ないので、手軽に取り入れるなら観葉植物がおすすめです。
(緑色の花の例:セダム、ラナンキュラス、ガーベラ・ポコロコなど)
◆青色の花
青色は「落ち着き」や「冷静さ」の気を持っています。青色を取り入れることで、心が沈まり、感情に左右されない冷静な判断ができるので、難しい問題を解決するときや集中したいときにぴったりです。また、ダイエット中などのイライラしやすいときにもおすすめです。
(青色の花の例:オキシペタラム、デルフィニウム、あさがお、アジサイなど)
◆紫色の花の「気」
風水では、紫色は赤色と同じく「火」の気に属しますが、赤色に比べて、刺激がありながらも高貴で、洗練された大人の気品を持っています。赤色が「外に向けた積極的な情熱」を持つ色であるのに対し、紫色は「内なる精神性」を高める神秘性のある色だといえます。取り入れることで上下関係の明確化や社会的地位の向上などといった効果をもたらします。また、芸術的センスや感性が育つ色でもあるので、クリエイティブな職業の人におすすめです。「火」の気なので、南の方位と好相性です。
(紫色の花の例:ラベンダー、スミレ、あさがお、アジサイ、ヒヤシンスなど)
このように、同じお花でも色選びによって得られる「気」は異なります。自分の今の心境やお部屋の用途・方角にあわせて、お花の「陰」と「陽」を上手く使い分け、毎日をよい気分で過ごしましょう。また、誰かにお花をプレゼントする場合も、相手に届けたい「気」によって色を選ぶと、きっと気持ちが伝わるでしょう。